「borderline」

ネパールとインドの国境が9月以来、約2カ月にわたって封鎖状態が続き、ネパールで燃料や医薬品の不足が深刻化している。
首都カトマンズにある同国最大の公立病院でさえ、救急治療や手術に使う医薬品が底を突きかけ、医療物資は1週間以内に在庫が切れる見通し。調理用のガスも残り少なくなり、たき木を燃やして患者用の食事を調理しているという。

例年になく長いモンスーンが明けるのを待って10月中旬には、と計画していた私たちのネパール地震後の支援計画も残念ながらこの封鎖状態によって延期することにした。

フランス・パリの惨劇の情報が、またたく間に世界中を駆け巡る。
私にできることは、不幸にしてこの惨劇に巻き込まれてしまった人々の心の傷が少しでも早く癒やされるよう祈ること。そして私もまたネパールとフランスのいまと同じいまを生きているということについていつもより少しだけ深く長く考えること。

2年前の自分のフェイスブックへの投稿によると、フィリピン・レイテ島を中心に襲った猛烈な台風によって甚大な被害が発生 支援を求めている とある。
そして、いまこうして自分がここへと向かうことに大きく関係するフィリピン滞在中に目にした出来事について書いていた。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=459214404198217&set=a.243540809098912.51734.100003289835378&type=3&theater

国境という目には見えない境界線によって人が分かれて生きるのはなぜなのか。
国があることによって私たちは何を得るのか。
国があることにによって失うものがあるとしたらそれは何か。

11月の雨は冷たい。
今日はこれから、長野市から車で40分の鬼無里、午後は飯綱町へ冬を迎える準備に向かう。

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