現在開催中の展覧会、インスタレーションでは、自分としては始めてdrawingと文章(詩と短文)を加えることにした。
自分は常日頃、美術やArtに限らず、自分がいま何について考えているのか、どう考えているのか、その考えは何と関係しているのか…について自分自身が知りたいために、先ずは自分の思考を言語化する作業が欠かせない…、というよりもむしろ、そうした癖があると言うべきかもしれない。
それは、自分自身が自分の奥底で何が起こっているのかが知りたいがためであって、他人に自分の意思を伝達するためではない。
そういった個人的な思考を言語化する作業にSNSやBlogを用いるのは、自分自身が自分の思考を客観的に眺めること、感じるためにはちょうど良いから。
その意味からすれば、自分の作品制作もそれに近いのかもしれないし、少なくとも自分は作品をつうじて他者に意思を伝達出来るとは思っていないし、そのつもりもない。
だからと言って、美術やArtが単なる自己満足とならないためにはどうあるべきかはすごく大切なこと。
これは、自分の作品制作や展示も勿論だけれど、この社会に生きることをつうじて感じること、考えることがあるのは誰だって当然で、先ずもって社会はその自由性を保たねならないのだけれど、この「社会にとっての自由性」は極めて難しい問いであって、例えば、Art作品に対する評価基準はそれはそれとして様々あるにせよ、感じたことや考えたことを表現をするからには、「思考の自由性と社会との関係性」を抜きにして成立し得ないと自分は思っているのだけれど、そうした観点を持って自分が感じる 「いま・ここ」である社会との間の「差異」
それが今回の作品、
「Muddy River 泥の河」だと思っている。
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2022年10月10日~11月9日
FlatFileSlash Warehouse Gallery
〒長野県長野市小鍋11-17
@ FLAT FILE SLASH
11月2日 水曜日
午前11時頃より 18時頃まで在廊しています。
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