美術家・小池雅久の個人的な活動以外では、RIKI-TRIBAL Sustainbable Art Works (リキトライバル S.A.W)という屋号を使っている。
そもそも屋号なんてものは見せかけに過ぎない…というか、いまのところ、一度の就職もしたことがない自分だが、この社会に生きる上では何かと所属先を問われることが多い。
とくに20代の頃は、いったい何者ですか? 的な扱いを受けることが多かったし、そういった社会と折り合いをつけるためには、屋号を名のるのが手っ取り早いことを知った。
…なので、屋号の意味は? と聞かれれば、それなりに答えてはいるものの、本当のことを言えば、所属先を名のれ!という社会に対する返答が屋号ということだ。
とは言え、この社会との無意味な摩擦は避けたいと思っているし、…というか、摩擦が生じようが譲れない部分は、美術家・小池雅久が引き受けるにしても、そうするためにそれを支える存在…世間でいうところのスポンサーが必要で、それがRIKI-TRIBAL ということになる。
そのRIKI-TRIBALの活動の本拠地がCafe&Gallery MAZEKOZEであって、この場をつうじた繋がりがRIKI-TRIBALの活動となっているとは言え、極めて多種多様な繋がりとそれに伴う活動形態ゆえ、RIKI-TRIBALは実に難解。何をしているのかの説明はとかくおざなりになりがちで、このままでは活動が停滞するばかりかトラブルも起こり兼ねないと感じ続けてきた。
…ということから、あまりにも遅すぎた感は否めないものの、RIKI-TRIBALの活動の紹介とその背景、目的について知って貰うために、RIKI-TRIBALのリーフレット?をつくることに。
デザインを゙、ラボラトリオ TuLuugaをはじめ、日頃から大変お世話になっている、(株)アドイシグロさんに依頼。デザイナーは女性デザイナーの斎藤さん。
日頃、空間のデザイン・施工・製作を行うことが多いRIKI-TRIBALの活動…建物の改修に伴う大工作業や左官作業を自ら行うことから、工務店さんと同じに捉えられることが多い…。
勿論、どんな仕事であれ、仕事を引き受ける以上は、そのデザイン計画にも、制作・施工にも責任が生じるし、それ相応の技術や経験が必要であることは否定しない。
その上で、自分でデザインしたものに関しては、出来る限り自分で制作・施工するようにしてはいるものの、それによって工務店さんと同じと思われてしまう…ある意味、それも致し方ないと思ういっぽう、美術家である自分が、なぜ?こういったこと(空間づくり)をし続けているのかについて伝えきれていないこともその原因だと思うし、その意味ではその責任を果たしていないと言えると思う。
東京・国立市でPlanterCottageをつくり始めた時から使い始めたRIKI-TRIBALという屋号も既に25年。
これまで、美術家は美術家として自分の家でおとなしくしていろ…と言わんばかりの扱いを受けることもたくさんあったし、そう言われても仕方ないほどに無知であったと認めざるを得ないこともある。
でも、だとしても、いまのままではArtであろうが建築であろうが、互いの既得権を侵害しない単にジャンルとして区分けされるだけの状態に置かれてしまう気がする。
良いか悪いかは自分が決めることは大切
「お前が決めるな!!」
他人に判断を任せない!!
自分で決める!!
RIKI-TRIBALは、誰に何と言われようが、自分で考えたものは自分がつくる は基本軸として変えるつもりはない。
そこのところ どうぞヨロシク!!


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