縁あって今年、新潟 巻でロケットストーブヒーターを制作することになり、その制作場所の視察と打ち合わせのために巻に来ています。
四方を山に囲まれた長野市に暮らす自分だからでしょうか、巻のまち並みには、長野では感じることない海の気配をそこかしこに感じます。
実は自分がこの町を訪れたのは二回目。でも、以前来た時はここが巻であることを知らぬままでしたが…。
我が 家、そしてマゼコゼの重要な一員であるビーグル犬(おそらく)のピスが産まれた動物保護センターがある町、そこが巻だということを知ったのはつい最近になってから。
保護センターは山沿いの、かつて江戸時代の主要街道であった北国街道沿いにあリ、信濃 善光寺町も北国街道の宿場町、ようするにピスはこの道を通って長野へやって来たということ。
東日本大震災が起こった年の9月。
娘と犬がいる暮らしがしたいね…と言う話しから、それなら里親はどうだろうか、震災によって飼い主が亡くなったり、様々な理由で飼うことができなくなった、いわゆる震災被災犬もいるね、と訪れたのがこの保護センターだったのです。幸いなこと?に、事前に調べていた候補の被災犬は既に里親がきまって引き取られたとのことでしたが、その代わりにと紹介されたのが、震災によってブリーダーとして飼いきれなくなって保護されていた親犬から産まれた仔犬のピス。
そのピスはもうすぐ7歳。
こんどは北国街道をさかのぼり、自分が巻へと訪れることになったこと、そこに鯛車という存在があることに、なんとも不思議な縁を感じます。

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