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髄分と高いところまで登った感じはしているけれど、ここからだと山頂は見えない。

一昨日あたりから、何かがどうも違っているような気がして、少しペースを落とし気味にしていたのだけれど、夕方近くになってついに前に進めなくなった。

悩んだ挙句、少しだけ下がることにした…。

ここまで、無計画につくってきたわけではないし、想い描くイメージを頼りに、たった一つの木片によってによって空間が変化してゆくことを感じながら前に進んで来てはいるものの、自分の気持ち、あるいは精神は常に目に見える此処以外とやり取りをしていて、そういった心のあり様が時間や空間の認識に対して強く影響を及ぼすものだ。

考えれば、そんなあたりまえなことを忘れかけてしまっていたということか。

毎日繰り変えず行為は同じでも、同じなのはただそれだけで、この世はすべて変化し続けている。

間違って進めなくなったのではなく、前のめりになって足元ばかり見すぎていて、どこかバランスが崩れてしまっている。

自分もまたこの世という全体中にあることを忘れかけていたということなのかもしれない。

昨日は少し遅くまで作業した。

心はこちらとあちらを行き来している。

今朝はいつもよりも少し遅く起きた。

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作品の制作は続いていますが、作品はいつでもご覧いただくことができます。

いまは、６合目付近を登っています。