人間の一生という時間軸が刻まれた物差しだけででこの世の全てを計ることなどできはしない。
ヒトが生れそして死ぬ…。
ヒトの一生もまた、生命の本質が連綿とこの世を生き続けるためのほんの一瞬の出来事にすぎない。
諸行無常
常に変化し続けるこの世
そうしたこの世に私たちを生かすことによってつながり続けようとする生命。
それは、人間だけをこの世に生かすためにあるのではないことを私たちは忘れがちだ。
私とは、生命が私を通過するそのほんの一瞬だけこの世に存在しうるもの。
やがて生命が私を離れ、何か別のもとに宿るまでの間。
なぜ生命が私を通過しようとしたのかはわからない。
けれど、やがてその時が来た時、
ヒトもまた悪くはなかったな…とそいつが思ってくれたら、嬉しい。
コメントを残す