私たちが美術館やGalleryで出会うArtや芸術には、それはそれとしての大切な役割があります。でも、Artや芸術がいまよりももっと、日々の暮らしの中のあたりまえ になることによって、私たちが生きるこの世界はもっと豊かで美しくなるはずだと思います。RIKI-TRIBALが携わる仕事は、美術館やGalleryで出会うArtや芸術とは多少の違いがあるかもしれませんが、Artであり美術であることに違いはありません。

様々なアートワークやものづくり、各種空間のデザインや施工に携わるからには、それなりの技術や経験・知識も必要です。その上でRIKI-TRIBALでは、早く正確につくることよりも、　”どうすれば感性に対して働きかけることが出来るか”　を何よりも優先したいと考えています。その意味からすれば、私たちの仕事は建築とは呼べないし、技術や経験に長けた職人さんや工務店さんが目指すところと大きな違いがあるのかもしれません。

RIKI-TRIBAL S/A/Wについて知って頂くために、また、RIKI-TRIBALが目指すイメージをより具体的に感じて貰うために、WORK SHOPという場がとても重要だと考えています。WORL SHOPの内容や規模は様々ですが、「私たちが生きるこの世界はすべてが繋がりあうことによって成り立っている」という、言葉にすればとても簡単なこのことについて、共に考える場、共に創造するための場、それがRIKI-TRIBALが考えるWORK SHOPです。
この世界がもっと豊かで美しくなることを願いながらつくり続けたいと思います。

2024年3月. RIKI-TRIBAL S.A.W 　小池雅久